母 「ちゃんとアイコディーテをいじめてきたんだろうね?」
息子 「周りにいっぱい友だちがいて近づけないよぅ」
母 「それでも叩くくらいできるんじゃないのかい?ちゃんとやらないとお礼が貰えないんだよ。何のために無理してあの学問所に入ったと思っているの。公爵夫人の言うとおりにしないとまたド貧乏になるわ」
息子 「だって近衛兵がいるんだよぉ。怒られちゃうよぉ」
母 「門の中まで入ってこないんだから軽く叩くくらいできるでしょう」
息子 「門のとこで睨まれちゃうんだよぉ。怖いんだよぉ。うわぁぁぁん(大泣き)」
母 「仕方ないわ、またいろんな名前で嘘を流さなきゃ。…そうだわ、別の学問所だけど『女の子の母』っていうのも使えるわ。ついでに近衛兵が怖くて子どもが泣くって言いましょう」
息子 「怖いよおぉっ」
母 「ゴッキ夫人より怖いモノがあるはずないでしょっ。睨まれたら石になっちゃうのよっ」
息子 「ぎゃああっ、母ちゃんも怖いよぉ」
混乱する母子でありました。
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