小さな灰色の皿様はみんなに向かって言いました。
「誰が次男と結婚しますか?」
お嬢様はいやだといいました。
常識人は嫌だといいました。
小さな腹黒いゴッキはにやりと笑って言いました。
「わたくしがなりましゅ」
小さな灰色の皿様は仕方なくゴッキを次男の嫁にしました。
小さな灰色の皿様はみんなに向かって言いました。
「誰が倫理を無視して男の子を産みますか?」
お妃さまは倫理を守るといいました。
サーヤは一般人になっていたので舌打ちをしました。
小さな腹黒いゴッキはにやりと笑って言いました
「わたくしが産みましゅ」
小さな灰色の皿様は喜んで男の子を産ませました。
小さな灰色の皿様はみんなに向かって言いました。
「誰が先にお見舞いに行きますか?」
お妃さまは「お加減が良くなりましたら参ります」と言いました。
サーヤは「ソーサー后と一緒に入り浸ります」と言いました。
小さな腹黒いゴッキはにやりと笑ってソーサー后を無視して療養所に連絡しました。
「すぐに見舞いに行きましゅよ」
小さな灰色の皿様は呆れてナール王子とフンミをお見舞いに行かせました。
小さな灰色の皿様はみんなに向かって言いました。
「誰がエーゲレスに行きますか?」
お妃さまは何も言いませんでした。
サーヤはまた舌打ちをしました。
小さな腹黒いゴッキはにやりと笑って言いました。
「わたくしが行きましょうか?」
小さな灰色の皿様はずうずうしく出しゃばるゴッキにむっとして自分でエーゲレスに行くことにしました。
小さな灰色の皿様はみんなに向かって言いました。
「誰が次の巫女になりますか」
お妃さまは静かに首を横に振りました。
サーヤは、私が巫女になりますと言いました。
小さな腹黒いゴッキは鼻息荒く言いました。
「わたくしが、わたくしが、わたくしがなりましゅうぅぅ」
小さな灰色の皿様はかなりムカついて子飼いに言いました。
「ちょっとゴッキをsageておきなさい」
そして子飼いの瓦版を読んだ民はみんな呆れかえりました。
|