なまくらの草子

3   なまくらの草子 第八◯段 心地よげなるもの
 
心地よげなるもの
 
師走のことぶき。
仲睦まじい御家族。
笑みこぼれるお姿。
金剛石の輝きの如き姫宮、苦を乗り越えむとす。
まことの貴人なり。
 
 
心地よげなるもの (ブータン国王夫妻篇)
 
遠き地の王のことほぎ。
御召し列車に乗りて手を振る貴人。
貴人、仲睦まじきご夫妻を迎える。
並び饗されるはいとめでたし。
廻る目の君、上がれる口角妃、いらぬものなり。
 
 
 

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