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なまくらの草子 第二三段 清涼殿の丑寅の隅の
千代田の御所の内の、常識のへだてなる無情は、心なき慈愛、老いたる者どもの恐ろしげなる、手痛足痛などをぞ告げたる、下の息子を推し、アゲたれば、つねに目につくを、人、にくみなどしてわらふ。
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