なまくらの草子

2   なまくらの草子 第一八五段 したり顔なるもの
 
 
したり顔なるもの
 
 
 正月一日に色つきし紙折らせ、文化祭のあかし見せんとす母。
よろしき人はさしもなし。
下揩諱B
民のいとなみ苦しきおりに宮家求めたる人のけしき。
また、吾子に儀式おこなひたる人。
よろこびなどいふて、「いと爽やかに過ごしたり」などいふも、いとしたり顔なり。
 
 また、貴人おほく、ならびたる中に、晴れて成人になりたるも、我こそうつくしと思ひぬべし。
母たる人の妃になりたるこそ、もとの君たちのなりあがりたるよりもしたり顔にけだかう、いみじうは思ひためれ。
 
 
美智子様が悠ちゃんにそっぽ向いているみたいな写真はOKがあって出たものですよね。
したり顔している場合じゃありませんよ、キコさん。
 

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