昭和八十七年
聖帝昇遐し、天道翳る。
侫臣跋扈し、義士野に隠る。
然れども、賢良の婦人この台所に集ふ。
奉読して、昭和の余薫を拝す。
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舟の歌
此処に舟在り。
聖主これに乗りて大御世をひらき、
暗主これを漕ぎて病を発す。
神意自ずから明らかなり。
此処に舟在り。
異つ国の売笑婦と廃立を論ず。
大御神以来の御正統ここにおいて失墜す。
君は舟、臣は水。
舟この荒波を如何せん。嗚呼。
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